インフラを守るという
自覚と責任が持てる仕事
町田 天斗
パワーエレクトロニクス事業部
2018年入社 人間社会学部卒
PROFILE
工業高校の電気科を卒業し、大学では心理学を専攻した。変わった“ルート”とよく言われるが、高校のときに工業系だったので事業内容に違和感なく入社することができた。
01入社動機と現在の仕事
男ゴコロを、くすぐられた
会社見学会で工場を案内してもらった際に、板金・塗装・製造の過程で製品がイチから作られていることを見た瞬間、それまで眠っていた電気・機械好きな男ゴコロをくすぐられ、「楽しそうだな、ここで働きたい!」と思い志望しました。
いま入社4年目ですが入社1年間は、研修・勉強を兼ねて設計を学び、2年目からは、配電盤の営業を行う「パワーエレクトロニクス営業部」に配属になりました。東京、大阪の大手設備メーカーさんなどにお伺いして、商品を採用していただけるよう提案する仕事です。いまは新型コロナウイルスの影響でリモートでの営業が多くなっています。
最初は右も左もわからないまま、上司について仕事をさせてもらっていました。お取引先での商談の内容が理解できないので、会社に戻って一つひとつを確認する作業から始まりました。あるとき、お客様の要望に「はい!できます!」と答えてしまって、会社に戻ったら実際はできないことが分かりました。今は一人で営業できるようになっていますが、わからないことはその場で判断せずに一度、会社に持ち帰り、各部署に相談して回答するようにしています。
02仕事内容と今後の目標
災害復旧を支える役割も担っている
私が扱っている主な商品は、水処理施設の制御盤です。配電盤が電気を送る「心臓」のシステムであるのに対して、制御盤は施設全体をコントロールする「頭脳」の役割を果たします。
お客様によって求められる「盤」は違うので、要望をしっかりと理解して、設計部門と打ち合わせをしながら商談を進めていきます。受注できたときは本当にうれしいのですが、ゴールではなくて、そこからがスタートです。重要な施設の「頭脳」をこれから請け負うことに対しての責任があらためて増していきます。
そこから商品設計・製造・検査・納品を経て、現地で無事に機能することを見届けるところまでが自分の仕事だと考えています。自分が請け負った仕事が無事に製品化されて、現地で正常に稼働するのを見たときはようやく一仕事終わったとホッとします。また、裏方の仕事ですが生活インフラを守っているという自覚と責任を味わえます。「クシダさんに任せて良かった」「クシダさんなら安心」と言ってもらえることが一番のやりがいです。
最近は台風などの災害が増えていますので、台風のあとは必ずお取引先に連絡します。全国各地で水処理施設が浸水したりするケースもありますし、災害復旧を支える役割も担っていると感じています。
03職場の環境・雰囲気
会社全体が一つになることで良いムードが生まれています
設備・電気系の会社だったのでガテン系の会社だと思っていたのですが、みんなが明るく、優しくて、ガテン系ではありませんでした(笑)。ガテン系だったら、自分には合わないと思うので入社していなかったと思います。この雰囲気が自分に合っていると思います。
4年目になって多くの受注をいただけるようになりましたが、私一人の結果ではなく、クシダというチームとしての成果だと考えています。先輩方が築いてくれたお客様と信頼関係、上司や設計など多くの社員の力を借りて受注ができています。クシダ工業は、個人ではなくチーム・組織で仕事をしているので、情報も技術もみんなで共有しています。それによって会社全体が一つになれていると感じますし、雰囲気も良いのだと思います。
MESSAGE
大学生でしかできないことをやってほしいと思います。自分は工業高校から心理学科へ進んだのですが、違う世界を見たことで視野が広がりました。色々な世界をみて、自分を見つけてほしいと思います。そして自分に合った会社を見つけてください。
PRIVATE
クシダ工業には「ワークライフバカンス」という言葉がありますが、私はそれを本気で実践していると自負しています。出かけることが好きで、ふと思い立ったらドライブに出かけています。先日は、出雲大社(島根県)まで片道8時間のドライブに行きました。現地に30分だけ滞在してすぐ戻ってきました。観光よりも、車の運転が好きなんです(笑)。