同期対談
入社から4年、
あっという間に
工務と設計のエース
「何もないところに
形ができるロマン」
「自分の設計通りの
“動作”ができた瞬間」
を求めて、
お互いを高めあう存在
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髙見澤 佑紀
エンジニアリング事業部 施工管理担当
2017年入社 工学部卒 -
新保 太盛
パワーエレクトロニクス事業部 設計担当
2017年入社 工学部卒
2017年入社の同期2人。入社4年を経て(記事制作当時)、仕事は違ってもそれぞれの部署ですでにエース級に。
職場が違うのでふだんは顔を合わすことが少ない2人ですが、
お互いの4年間を話し合ってくれました。
012人は同期ですが、第一印象と今の関係を教えてください。
髙見澤:内定式前に、懇親会があったのですが、そこで初めて会いました。会った瞬間、新保くんは「設計タイプ」だと思いましたね。
新保:私も、髙見澤くんが「工務」だと感じました(笑)設計向きではないって。
髙見澤:新保くんは本当に優秀なんです。一緒に案件を担当するときは「ここの部分、大丈夫?」と図面をチェックしてくれるんです。実際に見てみると、「あっ、ダメだった」って気付きます。仕事のときは親切ですね(笑)責任感が強いんだと思います。
新保:優秀?そんなことはないです(笑)髙見澤くんとは、タイプが違うんです。私はどちらかと言えば裏方で、彼は明るくてみんなを盛り上げてくれるんです。
02仲が良いのですね。それぞれ、クシダ工業との出会いを教えてください。
髙見澤:大学が工学部だったので就活のときに工事関係の仕事を探していて、「電気・空気・水」のインフラと、配電盤などの盤製造の会社ということを知って、安定した事業内容に惹かれ、さらに自分自身も学べると思いました。
新保:私も大学が工学部電気電子工学科です。学内の合同説明会にクシダ工業が参加していて配電盤などの盤設計に興味を持ちました。大学は福島県でしたが就職では地元群馬に帰りたいと思っていたので、その縁でそのまま入社させてもらいました。
髙見澤:そうだったんだ。私は、工事の仕事をしたいと思っていたので、直感で「クシダ工業で働きたい!」と思いました。
新保:直感は大事だよね(笑)
私はこの会社の雰囲気に惹かれました。実は別の企業の見学会にも参加したのですが、クシダ工業の会社の環境とか雰囲気が一番良かったんです。設計室、工場を全部見せていただいて、ここで働くイメージができました。
03現在はどんな仕事をしていますか。具体的に教えてください。
髙見澤:工事現場の施工管理をしています。現場の調査、予算管理、工程確認、人員配置などを確認して、円滑に工事が進むように計画・確認をしていきます。いまはダムが現場で、災害時などに電気が止まってしまった場合に使用する発電機の設置工事を担当しています。ゲリラ豪雨が原因の土砂崩れで電気が止まり、ダムが機能しなくなってしまったことがあり、災害対策として発電機を設置しています。
新保:上下水道の水処理施設の盤の設計と、シーケンサーと呼ばれる制御システムのソフト制作を担当しています。施設内の電気回路を考えていく仕事です。
髙見澤:新保くんは、頭が良くて、仕事ができるんですよ。私が気づかない点を教えてくれるので、やさしいなぁと思いますね(笑)
また、新保くんはすでに大きな物件をいくつも手掛けていて、変更点や注意点などを的確に上司に報告している姿を見て感心しています。私も頑張らないと。
新保:髙見澤くんのためではなくて、会社のために教えてあげています(笑)同期なので、つい気になってしまうんです。大丈夫かなって。
髙見澤くんは、大変なはずなのにいつも明るく、前向きに取り組んでいるので、すごいと思いますよ。
04その仕事でのやりがいはどうですか?
髙見澤:何もない場所から工事が始まっていきますが、一つひとつの工場が進み、最終的に完成して、検査、引き渡しまで終えたときは、大きなやりがいがあります。施工管理の仕事の一つに、現場の写真を撮ることがあるのですが、終わったあと写真で振り返るとグッとくるものがあります。
新保:お客様の要望を聞いて、自分が設計した図面が、思ったとおりに動いたときに、やりがいを感じます。具体的には、上下水施設で、水量に連動してポンプを動かし弁を開けたりする動作です。現地での試運転で図面通りに動いたときは、ホッとするのと喜びを感じます。
05印象に残っている仕事は?
髙見澤:工事がうまく進まずに、2カ月の予定が、1年近くかかってしまったことがありました。いろいろな課題を乗り越えて、1年後に完成したのですがホッとしました。工事完了後に地近くを車で通ったときは、「あの電柱は自分が建てた(笑)」と、一人で喜びを噛みしめましたね。
新保:お客様から、タッチパネルに加えて、タブレットで制御盤を動かしたいという要望があり、クシダ工業として初めて、そのシステムを構築しました。また水道施設の監視制御システムで、無線でのデータ送受信も会社として初めて対応しました。誰も経験したことがない作業だったので、自分で調べてシステムを作っていきました。思い出したくないくらい時間が掛かりましたが(笑)、その仕事によって自分自身が成長することができました。
髙見澤:難しい仕事をやってのけるのが、新保くんなんです(笑)自分たちの仕事は裏方ですが、すべてが表舞台の仕事はないと思うので、陰で支えているじゃないですけど、裏で貢献できているのかなって思っています。
新保:私の仕事は設計で図面上の仕事ですが、髙見澤くんの仕事は施工管理で、予算管理、工事予定、人員配置をしてしていく役割です。私には出来ない仕事をやっているので、やっぱりすごいなと思います。
髙見澤:褒めてくれますね(笑)同期が頑張っているから、私も頑張れるというのはあります。
新保:私は、あまり同期のことを気にしていません。忙しそうだなって思っているくらいです(笑)
06入社4年目、後輩も増えていますが、どんなアドバイスを送っていますか?
髙見澤:現場はそれぞれ環境や条件が違うので同じ工事はありません。後輩が困っていたとしたら、自分の経験からアドバイスはしますが、それはあくまでヒントの一つです。その中から、答えを見つけてほしいと伝えています。
新保:設計は図面を描く仕事です。図面を描くためにはどうすれば良いのかを自分で考えなければいけません。営業担当から求められることをしっかりと聞いて、自分で動きを考えていかなければ仕事を覚えることができません。だから、良い意味で見守っています。後輩が聞いてきたときには、アドバイスや資料を送るようにしています。私らは施設の“動き”を作っているので、設計が動きや役割を理解して図面を描いていかないと、検査のときに説明できません。検査から「この動きで大丈夫ですか」と聞かれたときに自信を持って「大丈夫です」と言えるようにならなければいけないと考えています。
07就活中の後輩にメッセージ
新保:会社説明会や見学会に参加して、実際の職場環境や雰囲気を確認するのが大切かなと思います。パンフレットに書いてある仕事内容も大切ですが、自分に合った働く環境を探すことも大事だと思います。
髙見澤:いろんな業種を見て、いろんな会社を見た方がいいと思います。就職については情報があった方がいいと思いますので、会社説明会、見学会に参加して、後悔のない選択をしてほしいと考えています。
08プライベートの過ごし方
髙見澤:車ですね。運転ではなくて、足回りとかをイジっているのが好きなんです。あとは、バイクです。400ccのネイキッドバイクと125ccのオフロードバイクを持っていて、休日はバイクを楽しんでいます。
新保:休日は、寝ているか、車です。マニュアル車に乗っていて、休日はふらっと山へ行ったり、目的もなく、走っています。車自体が好きなので、どこに行くのではなく、乗っている時間自体を楽しんでいます。